成功の秘訣は自社の体制と運用方法にあわせたカスタマイズ

カー用品専門店「オートバックス」を全国に展開する株式会社オートバックスセブン。
オートバックスグループ店舗のフランチャイズ本部として、カー用品の卸売および小売、車検・整備、車買取・販売、板金・塗装等を手掛けています。

この度2023年4月より約600店舗に店舗Linkleを導入し、運用を始めていただきました。
最初のお問い合わせから約2年、導入プロジェクトのメイン担当者であったIT戦略部の井上様とグループデジタル推進部の天倉様(現 株式会社オートバックスデジタルイニシアチブ)のお二人にインタビューさせていただきました。

 

店舗を取りまとめる担当者の業務負担軽減が目的

導入を検討されたきっかけと、それまであった運用上の課題について教えてください。

利用していた他社製の店舗システムのリプレイス時期だったのがきっかけです。それまで利用していた店舗システムでは、通知・通達が本部からの一方通行であり、店舗から情報発信する手段がありませんでした。

店舗からの情報は、店舗カウンセラーというポジションの担当者が集約して本部へ上げてくれていましたが、商品の到着日の問い合わせなどの店舗からの問い合わせ対応も担当しているので、店舗から集めた情報を集約して報告するのもあわせると業務負荷が大きく、これを少しでも軽減したいという狙いもありました。

本部から送る通知も多く店舗側で確認や回答に負荷がかかっていたので、こちら側の業務負荷も軽減したいというのもありましたね。

店舗Linkleを選定した決め手は何だったのでしょうか?

一番は機能のカスタマイズが可能だったことです。
社内ではノンカスタマイズでいこうという話も出たのですが、店舗や本部の現場での使いやすさを考えると微調整が必要でした。
特に、自社の組織体制にあわせて業務指示や連絡の配信先を選択できるようにというところに重点を置いていましたね。

ノンカスタマイズの製品だと、業務の運用をシステムに合わせられるのかという不安もありますし、何年かして業務の運用方法が変わってしまった時にシステムが合わなくなったとなると、その業務の運用自体を諦めることになってしまう。導入後の業務改善や運用変更を考えた場合も、カスタマイズできる製品の方が良いだろうと判断しました。

あとは担当エンジニアの方が何でも「出来ますよ」と言って提案してくれたので、それも大きかったです。

機能面では充分。今後は動画機能の活用を

ありがとうございます!
店舗Linkle導入後の変化はいかがですか?

機能面では充分だと思っています。画面のUIがシンプルで、操作性や視認性が良くなりました
店舗ではタブレットで利用していて、事務所に戻らなくてもその場で新着通知を確認できるようになったのでそれも良かったです。

店舗スタッフの反応はまだ聞けていませんが、導入開始直後にあった使い方などの問い合わせも今はほぼ無く、普通に使えるようになっているようです。画面のUIが今のウェブの操作感に近いので20代のスタッフも無理なく使えているみたいですね。

動画機能は運用スタートしたばかりなのですが、新しいサービスの提供マニュアルを動画にするなど活用されてきています。文章や画像のみだと伝えにくい・伝わりにくい部分がきちんと伝えられるようになりました。
今後はいろんなものの搬入のマニュアルや、社員教育にも活用していけたらと思っています。

今後の動画の活用についてお伺いしましたが、その他に今後の展開予定などありましたら教えてください。

現場のリアルな声を「すぐに聞いて、すぐに答える」というリアルタイムなやり取りを実現したいと考えています。
特定のブランドでは、その事業部の方が実際に店舗の方へ直接、店内ポップの書き方や陳列の仕方の確認とアドバイスなどを実施しているのですが、組織としてしっかり管理していくことも含めて店舗Linkle上で出来るように検討中です。

リアルタイムなやり取りに関しては、最初は文章のみで考えていたのですが、現場の運用を考えると撮影した画像を気軽に使えるほうがいいだろうと思い、コミュニティ機能の利用を想定しています。

井上様、天倉様、ありがとうございました!

株式会社オートバックスセブン
事業内容 オートバックスグループ店舗のフランチャイズ本部としてカー用品の卸売および小売、車検・整備、車買取・販売、板金・塗装等

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