
商品部から各部門担当への通達を徹底
株式会社マルイチ様
10年で売上172%の成長率を誇り、お客様のリピート率90%の実績を持つ株式会社マルイチ様。
宮崎県で地元密着型の9店舗のスーパーを展開し、「地域に根差した商品展開」と「お得なプライス」を重視しています。
2022年8月に商品部から各部門担当への情報伝達の改善を目的として、店舗Linkleを導入いただきました。
今回は、情報システム部門と商品部を兼任する石橋様にお話を伺います。
各部門担当にメールしても、指示が行き渡らない
ー店舗Linkleを検討した経緯と、それまであった運用上の課題について教えてください。
店舗Linkle導入前は主にメールとFAX、グループLINEを使用していて、各部門担当に指示がきちんと伝わっていないと感じていました。
指示の発信元は、商品部に所属する各部門のバイヤーがメインです。店舗の各部門宛にそれぞれ指示や連絡が届くので、8部門(※)あると自ずと情報量も多くなります。
店舗の共有メールアドレスには、商品部からの指示の他に取引先からも五月雨式で連絡が来るので、未読メールがだいたい10件以上並んでいる状態です。
店舗スタッフは自部門宛の連絡を探すためにメールを開いては閉じ…を繰り返すのでどんどん既読になり、本来確認すべき別の部門担当が見落とすことが頻繁に起こっていました。
また、LINEについてはガラケーユーザーが確認できず緊急時の対応メンバに偏りがでること、LINEに業務連絡が来ること自体に不満の声がありました。
※グロッサリー(一般部門、菓子部門、雑貨部門、酒部門)海産、精肉、青果、惣菜、日配、レジ、メンテンナンス
店舗Linkleはシンプルで必要十分だった
ー検討する際の基準と、検討候補を試した印象をお聞かせください。
- シンプルかどうか
- 現場の運用に合っていて、実施状況を確認できるか
- 利用料と機能数のバランス
…といった基準です。
機能がたくさん揃っていても使わなかったら料金がもったいないので。
グループウェアやチャットツール、多店舗展開企業向けの情報共有ツールまで幅広く見ましたが、候補のチャットツールはデータ保持期限の短さが気になりました。グループウェアについては “オフィスワーカー向けに満遍なく機能が揃っている”という印象で、50~70代のベテランパートさん方がバックヤードで使うイメージは持てなかったです。
ー検討の際は「店舗スタッフ」の使用感を重視した、ということでしょうか?
そうですね。
社内で様々なシステムを導入して来ましたが、高齢のパートさん比率が高いこともあり、画面や操作が複雑なシステムはほぼ全て普及しなかった経験から、「シンプルで店舗スタッフが使いやすい」ことを優先しました。
また、シンプルなものであったとしても、「大事なボタンはフォントサイズが大きい」とか、画面の見やすさも重視しました。
その点では店舗Linkleは画面がシンプルかつ見やすくて、必要な機能が揃っていると感じました。店舗スタッフに試しに操作してもらった時も拒否感はなさそうだったので、使ってくれるだろうと思いました。

ー「店舗Linkle」を導入されて、課題は改善されましたでしょうか?
以前より、各店の部門担当にきちんと伝達が伝わるようになりました。
例えば売価(値札)変更業務は対応に漏れがあってはならない業務ですが、
毎週のように変更する部門もあれば月1回程度の部門もあるので、担当ごとにリマインドする必要があります。
以前はメールで指示して報告するよう求めていましたが、メールは埋もれるし、店舗から報告が返ってこなくて各バイヤーから電話することがよくありました。
店舗Linkleの「業務連絡機能」を使ってからは、店舗の見落としはだいぶなくなりましたし、バイヤーも画面上で進捗報告を確認できるようになりました。
以前は店舗に確認の電話をかけたら、店舗が問題なく実施しているケースもよくありました。こういった電話はお互いしなくて済むならその方がよいです。
後は業務連絡を店舗Linkleに集約したので、LINEで業務連絡を流すことはなくなりました。部門にそれぞれ設置しているタブレットで部門チーフ・サブチーフ・担当者の誰かが店舗Linkleを確認し、対応可能な者が実施しています。

店舗独自のアイディアや取り組みを随時共有
ー「業務連絡機能」以外は、どのように利用されていますか?
「業務連絡機能」と「コミュニティ機能」を2本柱として、他にも販売促進企画や会議日程などの諸連絡や他システムへのURL情報なども店舗Linkleに集約にしています。
「コミュニティ機能」は店舗から商品部への発信の場です。部門ごとにグループを作って、その部門に所属する各店のチーフ・サブチーフ・バイヤーが日々情報共有しています。
例えば店舗独自に単品大量販売の施策を行う際に、売場画像や売上、利益などの数字をまず上げて、数日後に結果も投稿しています。
いいね!が1番多く集まった投稿を半期に1回表彰するのでモチベーションにつながっていると思います。他にも投稿がきっかけで正式に商品化される事例もありますね。
会議体で定期的に報告するわけではなく、コミュニティ機能で気軽に随時投稿してもらっています。
ー店舗からの発信がモチベーションの向上や商品開発につながっているということですね!
石橋様、ありがとうございました!

株式会社マルイチ
事業内容 スーパーマーケットの チェーン展開